こんにちは、アヴェニュー表参道クリニックの佐藤です。
今回はシミの一種「そばかす」についてお話をさせていただきます。
そばかすは海外では「天使のキス」という別名があったり、そばかすというワードが入った歌があったりと、チャームポイントにもなりうるものです。
しかし、お顔の目立つ位置にあることから、悩まれている方もいるのではないでしょうか?
「子供の頃から気になっている」「そばかすを消したい…」というお悩みを持つ方へ、原因や治療方法・取り入れたい美容成分などを解説しました。お悩み解決の一歩になれば幸いです。
他のシミについても知りたい方は、シミについての記事も合わせてご覧ください。
そばかすとは?

そばかすは、両頬から鼻根部にかけて、2~3mm程度の小さなシミが左右対称にドット状に点在して現れます。色は日光性のシミに比べると薄いことが特徴です。
顔だけでなく、腕・首・デコルテ部分にもそばかすができることがあります。
すずめの卵の殻に似た細かなシミが点々と現れることから「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれます。
そばかすができる原因・年代・できやすい人の特徴
2-1 原因
最大の原因は「遺伝」と言われています。
メカニズムは完全には解明されていませんが、先天的にそばかすがある方はご両親やご兄弟にもそばかすがある確率が非常に高い傾向があります。
また、その他にも日焼けやホルモンバランスの乱れ、ストレスなどの要因で後天的にそばかすができる方もいらっしゃいます。
2-2 できる年代
5~10歳程度の学童期から目立ち始め、思春期にかけてより濃くなっていくことが一般的です。日光性のシミに比べると、若いころから気になる方が圧倒的に多いことも特徴のひとつです。先天的なそばかすの場合、成長するにつれてだんだんと薄くなる傾向にあります。
また、稀ですが、成人後に後天的にそばかすが発生するケースもあります。
しかし、そばかすだと思いクリニックに来院されて、実は日光性のシミだったという場合もあります。発生時期が遅い場合は、判別が難しいこともありますので、ぜひご相談ください。
2-3 できやすい人の特徴
遺伝的な要因が強く、人間が体内に保有するメラニン色素のバランスが関係するとされています。
フェオメラニン(黄色・赤色メラニン)が多い、色白の肌を持つ方や、髪色がブロンドや赤毛、ライトブラウンの方はそばかすができやすいとされています。
一方、髪色が黒色やダークブラウンの日本人はユーメラニン(黒色メラニン)が多いため、そばかすができにくい体質であるといえます。
しかし、お住まいの地域や肌の厚さ、質感はそばかすのできやすさにはほぼ関係がないと考えています。
また、男女ではホルモンによる影響で女性は発生率が高く、男性は全くいないということはありませんが、発生率が低い傾向にあります。
そばかすと老人性色素班の違い
前述にもありますが、そばかすと思っていたものが実は老人性色素斑だったということがあります。
違いを見分けるポイントは大きく分けて下記の3点です。
1.発生場所
そばかすは、両頬から鼻根部にかけて広範囲に点在して発生するのに対し、老人性色素斑は発生場所を問わず一部分にスポット的に発生します。
2.色
そばかすは薄い褐色、一方で老人性色素斑は濃い褐色でより目立って見えます。
3.大きさ
そばかすは2~3mmと小さいですが、老人性色素斑は大小さまざまで形も不規則です。
そばかすと老人性色素斑が混在している方もいらっしゃいます。見分けが難しい場合がありますが、治療方法を分ける必要はなく基本的に同じ方法で治療を行えることがほとんどです。
そばかすの治療方法
そばかすの治療は機械で行っていきます。大きく「光治療(IPL)」と「レーザー治療」に分かれます。
4-1 光治療(IPL)
光治療は、顔全体を広範囲に照射することができるため、そばかす治療に適しています。治療後、照射箇所の色が一時的に濃くなりますが、テープを貼らずお過ごしいただけます。複数回治療を行っていただく必要がありますが、回数を重ねることで肌のハリツヤアップや毛穴の改善効果なども期待できるため、肌への負担も少なく安心してお受けいただけます。
アヴェニュークリニックでは、ライムライトで治療が可能です。

4-2 レーザー治療
レーザー治療もそばかす治療の選択肢のひとつです。スポット的に照射を行い、治療後はかさぶたができるため、テープを貼る必要があります。そのため、広範囲で数の多いそばかすにはあまり適さない治療方法かもしれません。
順番としては、光治療でそばかすの数が少なくなり、まだ残っているものをレーザー治療でなくしていくというのがよいでしょう。
アヴェニュークリニックでは、Qスイッチヤグレーザー、Qスイッチルビーレーザーで治療が可能です。
4-3 スキンケア
ハイドロキノン、トレチノイン、ビタミンC(ビタミンC誘導体)などの美白成分の入ったスキンケア製品を使用することで、そばかすが濃くなるのを予防したり、薄くしたりすることへの効果が期待できます。しかし、自力でそばかすを完全になくす・消すということは極めて難しいでしょう。スキンケア治療はあくまで現状より悪化させないための対策、治療後の再発防止策として考えていただければと思います。
受診は皮膚科か?美容クリニックか?
そばかすは良性の皮膚疾患で、健康に影響を与えることはないため、保険適用外となります。治療を検討される場合は、美容クリニックの受診をおすすめします。
通常、皮膚科にはIPLやレーザーの治療機器がないことが多いですが、美容皮膚科を併設しているクリニックであれば治療が可能かと思いますので、受診前に検討されているクリニックのHPなどで情報を確認してみてください。
そばかす治療後の再発の可能性や対策
遺伝的な要因がかなり強いため、治療後も再発してしまうということは少なくありません。
治療後は、紫外線対策をしっかりと行うこと、肌に刺激を与えないこと、少なからずホルモンの影響を受けるため過度なストレスを避けることなどを心がけていただければ、再発の可能性は抑えられるでしょう。
ビタミンC・ハイドロキノンなどの美白剤の塗布や、ビタミンC・トラネキサム酸などの内服、また、メラニンを溜め込んでしまうことでの再発を防ぐために、クリニックでトーニング治療を行うことも再発予防に効果的といえます。
まとめ
そばかすは、
1. 両頬から鼻根部にかけて現れる2-3mm程度の薄褐色の左右対称にできるシミの一種で、「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれます。
2. 主に遺伝が原因で、幼少期から目立つことが多く、成長につれて徐々に薄くなることが特徴です。紫外線やホルモンバランスなどの影響で成人後に発生する場合もあります。
3. 光治療、レーザー治療が効果的で、美容クリニックでの治療がメインとなります。
4. 遺伝の要因が強いため、再発の可能性がありますが、紫外線対策・肌への刺激を避ける・過度なストレスを避けることで再発の可能性を低くすることができます。
そばかすは遺伝的要因が大きいものの、適切な治療と予防で大きく改善することができます。お悩みの方はぜひご相談ください。
Dr. PROFILE
佐藤 卓士(さとう たかし)

京都大学農学部卒業 農学修士
九州大学医学部卒業 医学博士
岡山大学医学部付属病院 勤務
杏林大学医学部付属病院 勤務
都立大塚病院形成外科 勤務
2018年 アヴェニュー表参道クリニック 院長就任
日本専門医機構認定形成外科専門医
日本レーザー医学会認定レーザー専門医
アヴェニュー表参道クリニック
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