そんなに太っていないのに「二の腕」の厚みだけ気になる・・・。頑張ってダイエットしてもなかなか落ちない部位がある・・・。 そんな方におすすめなのが、脂肪冷却治療です。 脂肪冷却治療は、皮下脂肪を吸引しながら冷却することで脂肪細胞の細胞死（アポトーシス）を引き起こす部分痩せの治療です。脂肪吸引などの手術に抵抗がある方や痛みに弱い方にもおすすめで、ダウンタイムもほとんどありません。
今回は、身体のどの部位が脂肪冷却で治療できるのか、どんな効果があるのかについて、紹介していきます。
脂肪冷却治療とは？メカニズムと効果を解説。
脂肪冷却治療では、クールテックやクールスカルプト等の機器を使用して、希望する部位の脂肪細胞を吸引しながら冷却します、冷却された脂肪細胞はアポトーシス（細胞死）が引き起こされ、時間の経過とともに分解・体外に排出されます。
脂肪細胞自体が破壊されて体外に排出されるので、食事制限や運動でのダイエットよりも、リバウンドの可能性が低いです。
一般的に、腹部、太もも、上腕、お尻など、ダイエットや運動で取り除くのが難しい領域に対して使用されます。
効果の実感には個人差がありますが、多くの患者さまは２ヶ月の間に脂肪の減少と体型の改善を感じられています。ただし、一度の治療では完全な結果が得られないこともあり、複数のセッションが必要な場合があります。
治療後、一時的な腫れや赤みが現れる場合もありますが、通常は数日で自然に消失します。
治療の流れ
①診察とカウンセリング: 医師による診察を受け、部位や治療の目的、希望する結果について相談します。
②部位の選定とマーキング: 治療したい部位を確定し、マーキングします。多くの場合、腹部や太もも、上腕などの部位が選ばれます。
③治療: 冷却装置が装着された部位を一定の時間、冷却します。治療から1ヶ月ほどかけて脂肪細胞が細胞死に至ります。脂肪は水よりも早く凍り始めるという特性を活かし、脂肪細胞以外の組織にはダメージを与えません。
④マッサージ: 終了後、治療効果を最大限に高めるために、治療された部位に対してマッサージを行います。
⑤フォローアップ: 経過を確認し、必要に応じて追加の処置を行うこともあります。
脂肪冷却治療で効果的な部位
お腹
腹部は脂肪が蓄積しやすく、ダイエットや運動だけではなかなか取り除くことが難しい部位です。
脂肪冷却治療は、吸引しながら脂肪細胞を冷却する治療なので、脂肪量の多い腹部は、他の部位に比べ効果がわかりやすいです。治療により、お腹周りの皮下脂肪が減り、スキニーパンツの似合うスリムなお腹を目指すことができます。
太もも
太ももは、特に女性の間で脂肪が蓄積しやすい部位の一つです。脂肪冷却治療は、太ももの脂肪を選択的に冷却し、減少させることが期待できます。
治療前に医師が仕上がりのイメージをデザインして治療を行うので、太もものシルエットを改善し、細く引き締まった太ももを実現することができます。
二の腕
二の腕は、女性は特に脂肪が蓄積しやすく、落ちにくい箇所です。治療により、ノースリーブの似合う引き締まった腕を目指すことができます。
顎下、二重顎
顎下の脂肪や二重あごは、太った印象を与えてしまう要因の一つです。脂肪冷却治療で顎下の脂肪細胞を冷却し、減少させることで、スッキリとした顔のラインを作り出します。
併用するとさらに効果的！脂肪冷却治療と併用できる治療メニュー
エムスカルプト
エムスカルプトは、筋肉を増量しながら脂肪を減らすことのできる痩身機器です。治療時間30分で約2万回の筋トレ効果を得ることができるので、なかなか運動する時間が取れない方にもおすすめです。
脂肪冷却治療との組み合わせで、「脂肪」・「筋肉」両方にアプローチできるので、よりリバウンドしにくいダイエット治療が可能です。
サクセンダ（GLP-1治療薬）
サクセンダは、食事制限が続かない方、食欲を抑えられない方に効果的な肥満治療薬です。もともと人の小腸で分泌されるホルモンを利用した治療法で、食事をすると分泌され、 胃腸の動きをゆっくりにし、満腹感を持続させ食欲を減らす働きがあります。この肥満治療薬を注射で投与することで、食欲を自然に抑え食事量を減らすことができます。
処方前に血液検査を実施し、検査結果が問題ない方にのみサクセンダを処方します。
まとめ
脂肪冷却治療で効果的な部位について紹介しました。
食事制限や運動でのダイエットではなかなか難しい部分痩せ。
脂肪冷却治療はダウンタイムもほとんどなく、気になる部分の部分痩せを叶えることのできる治療です。